2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

国境を考える(その2)

さっきまで、国境について考えていた。 下の日記の2月29日「土地に柵する馬鹿がいる」(国境を考える その1) ↓ http://www2.diary.ne.jp/user/170266/それをまだ考えている。国境が無くなったら困るだろうか? とりあえず、ネットの中には国境は無い。 …

ネットとリアルの差についての考察

さ〜〜てと、ネットの世界にはまり込んで、はや4年。ネットで知った情報を会社で流したり、会社で起こったことを、日記に書くために、頭の中で整理していたら、別の解決方法が見つかったり、と、楽しい。そもそも「インターネットで情報を有効に集める研修…

治験中ワクチン、腎臓がん再発率と生存率を向上

治験中の腎臓がんワクチンが、再発率の削減や生存率の向上に確かな効果を現すことが、第3フェーズ臨床試験で確認された。ドイツ、リューベック大学医学部の研究グループが、学術誌“ザ・ランセット”最新号で報告した。 研究グループは、腎摘出術が予定されて…

オーダリングシステムの医療事故防止機能は不十分

日本病院薬剤師会が行った「オーダリングシステムのチェック機能に関する緊急実態調査」で、取り違え事故が頻発している点滴用リドカインと静注用リドカインの誤入力防止機能を備えている病院は28・5%にとどまるなど、オーダリングシステムが十分な医療…

cdk6が乳がんの増殖抑制を示す

米国National Jewish医学研究センターの研究者たちは、2月20日、細胞周期制御に重要な役割を果たすことで知られる蛋白質、cdk6が、ある種の細胞では増殖を阻害すること、そして、乳ガンの発症に役割を果たしている可能性を発見したと発表した。 う〜〜む、こ…

凝縮された時間の中で

息をするのを忘れるくらい、凝縮した時間というものが自分の中にある。 仕事をしている時に、周りの音が聞こえなくなる時がある。 気が付くと息をしていなかったり、PCの画面にかぶりついていたり、資料を見つめて椅子を思いっきり引いていたりする。凝縮さ…

雪の結晶と好奇心

「雪は天からの手紙だ」と言ったのは中谷 宇吉郎。 僕が生まれ、育った新潟では「雪下ろしの雷様」が11月末から12月にかけて鳴り響く。 深夜、急に街から音が消える。 カーテンを開けると、ボサボサと大粒の雪が降っている。 雪は音を吸収し、音を消し去…

無礼講とアイディア---教授からの教え

大学の恩師(チャキチャキの江戸っ子女性教授)からは、多くの技術を学んだ。 もちろん、有機化学の知識や手法も当然だが、それ以外にも、現在の僕を支えてくれている恩師の言葉がある。まず---「よく飲み屋なんかで、今日は無礼講とか言うでしょう?あれは…

『異端児』であるということ

スタンリー・プルシナー博士という人がいる。ここの日記(http://d.hatena.ne.jp/horai/20040213 )に取り上げた科学者で、BSEの原因物質プリオンの発見者である。彼は、人の狂牛病といわれる新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の要因とされるプリオンの発…

ウイルス侵入を早期検知

インフルエンザウイルスなどの侵入を体が素早く検知して防御する免疫の仕組みを審良(あきら)静男・大阪大微生物病研究所教授ら日英研究グループがマウスの実験で解明した。人間でも同じ仕組みが働いているといい、ワクチンの効果を高めることにつながると…

乳がんリスク、抗生物質の頻用で2倍に

抗生物質を頻繁に使う女性は、そうでない女性に比べ乳がんになるリスクが最大2倍を超えるという大規模な調査の結果を、米ワシントン大などの研究チームがまとめた。 米医師会誌18日号で発表する。 理由はよく分かっていないが、抗生物質の乱用に警鐘を鳴…

新型のBSE病原体を発見、CJDに類似

牛海綿状脳症(BSE)を引き起こす異常なタンパク質「プリオン」に、これまで確認されていたものと違うタイプが発見された。イタリア・ベローナ大などの研究チームが16日、米科学アカデミー紀要に発表した。 新型プリオンは、人間がかかる原因不明の孤発…

ES細胞作製の韓国人研究者ら、クローン人間作り禁止求める

体細胞クローン技術による胚性幹細胞(ES細胞)作製に世界で初めて成功した韓国の研究者グループは12日、クロー ン人間作りを全世界的 に禁じる必要性が至急あるとの認識を明らかにした。ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授を中心とするグループは、研究…

「モニターへの道にある『壁』」

壁にぶち当たる(スランプに陥いる)ことって、どういう意味があるのか?それを乗り越えると何が待っているのか?使い古された陳腐な言葉を「知っているだけの人」と、実行して「肌身で実感している人」との間には50億光年以上の差がある。その50億光年…

ホーライ製薬の日常

(株)ホーライ製薬の日常として綴っているのは、実はほとんど僕の実体験を元にして書いている。この製薬業界に足を踏み入れて、今年で丁度20年になる。 いろんなことが内外で有った。僕は転職を繰り返し、地方の超零細企業の製薬会社でOTCを作ることから…

「牛肉の安全は全頭検査しかない」BSE発見学者

当たり前だ〜〜〜〜!!!・・・ということを、きちんと言ってくれる人がいて嬉しい。BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)などの病原体「異常プリオン」を発見し、1997年にノーベル生理学・医学賞を受賞したスタンリー・プルシナー米カリフォルニア大教授が、米…

化学療法を受けるがん患者に、VTEリスク確認される

がん患者は血栓や静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクが高いことがオランダの研究で明らかになった。特に化学療法を受けている結腸直腸がんにVTEのリスク増加が見られるという。化学療法を受けているがん患者206人を対象にがんや化学療法の種類、療法開…

15製品群約350品目が医薬部外品に

薬事・食品衛生審議会の化粧品・医薬部外品部会は10日、厚生労働省医薬食品局が示した一般用医薬品の医薬部外品への移行を了承した。「規制緩和」にようやく政治的決着がついた。厚労省の検討会が選定した15製品群約350品目の移行基準が示されたもの…

早期発見に革命的な進歩

精密な検査が可能なCTは、がんの早期発見をはじめ脳卒中、骨折などの診断に革命的な進歩をもたらした。最近は人体をらせん状に切れ目なく撮影し、通常のエックス線では発見できない数ミリ単位の病変も映し出すヘリカルCT、血管の内部まで鮮明に撮影でき…

がん患者3・2%は診断被ばくが原因

国内でがんにかかる人の3・2%は、医療機関での放射線診断による被ばくが原因の発がん*1と推定されることが、英・オックスフォード大グループが行った初の国際的な研究で明らかになった。調査が行われた英米など15か国の中でも日本が最も高かった。 CT…

インフルエンザ脳症の発症前診断キット

岡山大大学院医歯学総合研究科の森島恒雄氏(小児医科学教授)は6日、ヒューマンサイエンス振興財団主催の研究成果発表会で講演し、今年度スタートした厚生労働省インフルエンザ脳症研究班(主任研究者=森島恒雄氏)が、ゲノム解析を行い、インフルエンザ…

「薬の副作用、緊急情報提供のあり方について」

今週駆け抜けたニュースの中でアベンティス絡みが2点ありました。まずは、驚きのTOB(敵対買い付け)で売上がアベンティスの半分以下のサノフィ・サンテラボに吸収されかけたこと。その後、どうなったか分かりませんが、サノフィに吸収されることを嫌い、ア…

がん抑制RASSF1A遺伝子の役割を解明

がんを抑制する主要遺伝子の一つ「RASSF1A」の細胞内での役割が、韓国の研究班によって世界で初めて明らかにされた。 韓国科学技術院(KAIST)生命科学科のイム・デシック教授チームは、人体に存在する「RASSF1A」遺伝子の役割と機能を解…

<ヤコブ病>症状改善に成功 東北大の治療法、英患者で

牛海綿状脳症(BSE)の感染などで起こるクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の患者の脳内に血栓予防薬を投与して症状を改善する治療に、堂浦克美東北大教授らのグループが6日までに成功した。 英国の男性患者(19)に実施したところ、植物状態に近か…

<ヤコブ病>男性の輸血感染の高いケースを報告 英研究チーム

英PA通信などによると、英国の研究者チームが6日、変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病で昨年死亡した男性は輸血で感染した可能性が極めて高いとの研究結果を専門誌に発表した。 発表によると、男性の死因を調査した結果、輸血以外のルートで感染した確率…

周辺細胞から脂肪酸が流入=脳神経網の形成を促進−理研

脳の神経細胞が互いに軸索を伸ばして絡み合い、回路網を形成するには、これまで栄養を与える程度と考えられていた「グリア細胞」の1種が神経細胞に接着し、不飽和脂肪酸を流入させることが重要だと分かった。理化学研究所脳科学研究センターの宮脇敦史チー…

農水省、鶏用トリインフルエンザワクチンの緊急用国家備蓄を決定

農林水産省は2月3日に開催された家きん疾病小委員会で、トリインフルエンザの蔓延防止のため、鶏用ワクチンを国が主体となって購入し、備蓄することを明らかにした。ワクチンはH5N2対応の不活化ワクチンで、1回投与量で320万羽分。2月中旬にメキシコから…

■アベンティス ファーマ 緊急時の情報提供のあり方に一石

アベンティス ファーマの関節リウマチ治療薬「アラバ錠」(一般名=レフルノミド)の副作用問題をめぐり、同社が緊急的な情報提供に踏み切ったことが話題となっている。医薬品の副作用情報をめぐる緊急時の対応では、厚生労働省が詳細な情報をベースとした具…

6兆円市場に特許論争 地理院とメーカー大揺れ

カーナビなどに使われている「電子地図」をめぐり、国土地理院と地図メーカーの業界団体が、東京都内のソフトウエア会社から「特許侵害」を指摘され、大揺れに揺れている。ソフトウエア会社側は主要メーカーなどに損害賠償を求め提訴する構えで、本格的な特…

NASAも採用、蛍の光で微生物探し キッコーマン開発

「ホタルの光」で見えない汚れをチェック――。しょうゆメーカー、キッコーマンの一風変わった衛生検査技術が国内外で人気を集めている。ホタルの発光メカニズムを活用して、微生物の有無を計測するという技術。 食品メーカーや外食産業が導入したほか、火星へ…