インフルエンザ脳症の発症前診断キット
岡山大大学院医歯学総合研究科の森島恒雄氏(小児医科学教授)は6日、ヒューマンサイエンス振興財団主催の研究成果発表会で講演し、今年度スタートした厚生労働省インフルエンザ脳症研究班(主任研究者=森島恒雄氏)が、ゲノム解析を行い、インフルエンザ脳症のハイリスク児の発症前診断を可能とする診断キットの開発をめざしていることを報告した。
ゲノム解析では、インフルエンザ脳症に罹患した児(200人)とインフルエンザのみで回復した児(200人)について、SNPsを用いて遺伝子多型の解析を行い、異常の認められた部位についての機能解析を通じて、ハイリスク児の発症前診断を可能とする診断キットの開発をめざす。
患児のサンプルを用いた実際の研究は昨年末からスタートした。
SNPsで、こんなことが分かったら、早めに治療が開始できるから、いいね。
インフルエンザ脳症って、結構侮れないんだよな。