2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

絶滅危ぐ種の遺伝子バンク

英国の自然史博物館は26日、絶滅の恐れがある世界中の動物や鳥類、昆虫の遺伝子や細胞組織を収集し、将来の研究や保護活動に役立てるため長期間冷凍保存する遺伝子バンク計画「フローズンアーク(凍結した箱舟)」を開始すると発表した。 英PA通信による…

チンパンジーもあくび伝染

人のあくびを見て自分もあくびをしてしまう現象がチンパンジーでも起こることが、京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の松沢哲郎教授らの実験で分かった。英王立協会報(電子版)に24日までに、発表した。 同教授は「あくびの伝染はほかの動物では起きない…

本物の花や葉がスピーカー

衛星ラジオ放送局ミュージックバードとレッツ・コーポレーションは16日、コーン紙の代わりに花びら・葉・茎から音を発生させる「FLOWER SPEAKER」の展示発表会を行なった。価格については検討中とのことだが、最もスタンダードなもので一体10万円前後になる…

天気と痛み、関係あり

台風が来たり、気温が下がったりすると関節の痛みが増す――。天気予報よりよく当たる、とも言われるこんな経験則に根拠があることを、名古屋大環境医学研究所の佐藤純・助教授らがネズミの実験で確かめ、17日、東京での日本ペインクリニック学会で発表する…

WWWの生みの親にナイトの爵位

World Wide Webという言葉を作り、世界初のサーバ「httpd」とブラウザ兼エディタ「WorldWideWeb」を開発、HTMLやHTTP、URLなど現在のWebの基礎を作り上げたTim Berners-Lee氏に対し、英王室はナイトの爵位を授与した。「インターネットの包括的かつ国際的な…

木簡に関節痛“処方せん”

奈良県橿原市の藤原宮(694−710年)跡で、関節痛に効く薬酒の処方せんや、宮内警備を担当する衛士の勤務表などが書かれた木簡5000点以上が見つかったことが8日、分かった。 奈良文化財研究所によると、中国・唐で7世紀中ごろに完成した医学書「…

プラネタリウム 500万個もの星映す

世界最多となる約500万個もの星を映し出すことができるプラネタリウム「メガスター2cosmos」が日本科学未来館(東京都江東区)に導入され、11日から常設上映が始まる。通常のプラネタリウムは、肉眼で見える6等星程度までの星(6000〜90…

国際エイズ会議が開幕

国連合同エイズ計画(UNAIDS)など主催の第15回国際エイズ会議が11日夜(日本時間同)、約160カ国の政府関係者や専門家ら約1万5000人が参加して、バンコクで開幕する。東南アジアでは初めての開催。 16日までの6日間の日程で、「アクセ…

カビ、におわずとも脳にストレス

カビのにおいは、それに慣れてほとんど感じなくなっても脳にストレスを与えていることが、杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授らの実験でわかったらしい。 カビ臭をかいだ時は、脳のリラックス度を示すアルファ波の出る割合が、参加したほぼ全員で、約3…

宇宙行きのエレベーター

ワシントンのAP通信によると、ブッシュ米政権が新宇宙政策で掲げた月面基地や火星有人探査と並行して、もう1つの構想が静かに進行しているらしい。宇宙へ伸びる「軌道エレベーター」だ。開発を担当する科学者らによれば、技術的な問題はすでにほとんどク…

月曜の脳卒中 リスク日曜の1・5倍

脳卒中が最も起きやすいのは月曜日で、特に働き盛りの40−50代は日曜日より発症リスクが1・3−1・5倍に跳ね上がる傾向にあることが3日までに、鳥取大医学部の倉鋪桂子教授(看護学)らのグループが鳥取県内で過去17年間に発作を起こした患者約1万…

シジミの国籍を遺伝子で識別

カキなど貝類研究を行っている財団法人かき研究所(仙台市)は、酵素を支配する遺伝子の分析によって、国内産と中国産のシジミを識別する手法を確立したとのこと。シジミから体液を取り、特殊装置で電気を流すと、青森県の十三湖産と中国産では酵素の現れる…