ホームページ更新記録

『異端児』であるということ

スタンリー・プルシナー博士という人がいる。ここの日記(http://d.hatena.ne.jp/horai/20040213 )に取り上げた科学者で、BSEの原因物質プリオンの発見者である。彼は、人の狂牛病といわれる新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の要因とされるプリオンの発…

「モニターへの道にある『壁』」

壁にぶち当たる(スランプに陥いる)ことって、どういう意味があるのか?それを乗り越えると何が待っているのか?使い古された陳腐な言葉を「知っているだけの人」と、実行して「肌身で実感している人」との間には50億光年以上の差がある。その50億光年…

「薬の副作用、緊急情報提供のあり方について」

今週駆け抜けたニュースの中でアベンティス絡みが2点ありました。まずは、驚きのTOB(敵対買い付け)で売上がアベンティスの半分以下のサノフィ・サンテラボに吸収されかけたこと。その後、どうなったか分かりませんが、サノフィに吸収されることを嫌い、ア…

頑張れ、ノバルティス!三共!三菱ウエルファーマ!

ようやく平成15年度から始まる『大規模治験ネットワーク』の治験薬が決定しました。決定された品目は次の三品目です。 ●がん疾患:メシル酸イマチニブ (ノバルティス)肉腫に対する効能追加(推薦学会:日本小児科学会、日本整形外科学会)●小児疾患:ク…

さよなら、僕の時間

今年もあとわずか。普段は走る抜けることに全力を注いでいる人たちも、フト過去を振り返る季節。世の中は今年もまた「激動の一年」だった。イラク戦争、自衛隊の派遣。SARSの流行。BSE問題。 治験の世界だけでも「医師主導の治験」、「大規模治験ネットワー…

「医者がくれない世界の良薬」

ブルーバックス シリーズ(講談社)の「医者がくれない世界の良薬」という本がある。 この本ではタイトルのとおり日本では処方できないけれど、世界的にみると標準的な治療薬を多数紹介している。 主に抗ガン剤が多い。この本では、このような海外では標準的…

治験への支持を得るには?

「治験」に対して一般の人から支持を得るにはどうしたらいいのだろう? 最近、「医療事故(過誤)」が多い。と言っても「事故」そのものが増えたのではなく、「事故の発表」が増えたのだ。何故、発表が増えたのか? 隠しても隠し切れない時代になったからだ…