2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

●治験のあり方を考える(4)日本の治験の促進方法

各製薬会社、治験依頼者は少しでも治験を促進させるために様々な方法をこれまでにも取っている。 例えば、新聞や折込広告、インターネットのウェブサイトなどに「創薬ボランティア募集」の案内を出す。 これは僕の経験から言って、それなりの効果がある(と…

●治験のあり方を考える(3)日本が国際共同治験に参画できるように

この現状をどう乗り越えるか?製薬会社が日本で率先して治験を行うようになるにはどうしたらいいのだろうか?それは、もちろん、それだけのメリットが日本の治験実施に有ればいいのだ。製薬企業における治験の課題は1.スピード、2.コストだ。 コストはも…

●治験のあり方を考える(2)新薬の世界同時開発を考える

ところで、このように海外で治験を先行させ、もしその結果が良ければ日本国内で治験を開始する、というやり方は海外諸国から非難の対象になることも考えられる。つまり、「危ない」治験を海外の人で試して、もし安全で有効なら日本国内で治験をやるというこ…

●治験のあり方を考える(1)製薬会社の正直な気持ち

「治験のあり方」を考える。治験はどうあるべきなのだろうか?まず、治験に参加していない一般的な患者(つまり、普通のひと全て)にとって、治験は「新薬開発の場」であり、とにかく、早く画期的な新薬を世の中に出して欲しいと思うものだ。なにしろ、僕だ…