先端医療

早期発見に革命的な進歩

精密な検査が可能なCTは、がんの早期発見をはじめ脳卒中、骨折などの診断に革命的な進歩をもたらした。最近は人体をらせん状に切れ目なく撮影し、通常のエックス線では発見できない数ミリ単位の病変も映し出すヘリカルCT、血管の内部まで鮮明に撮影でき…

インフルエンザ脳症の発症前診断キット

岡山大大学院医歯学総合研究科の森島恒雄氏(小児医科学教授)は6日、ヒューマンサイエンス振興財団主催の研究成果発表会で講演し、今年度スタートした厚生労働省インフルエンザ脳症研究班(主任研究者=森島恒雄氏)が、ゲノム解析を行い、インフルエンザ…

がん抑制RASSF1A遺伝子の役割を解明

がんを抑制する主要遺伝子の一つ「RASSF1A」の細胞内での役割が、韓国の研究班によって世界で初めて明らかにされた。 韓国科学技術院(KAIST)生命科学科のイム・デシック教授チームは、人体に存在する「RASSF1A」遺伝子の役割と機能を解…

<ヤコブ病>症状改善に成功 東北大の治療法、英患者で

牛海綿状脳症(BSE)の感染などで起こるクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の患者の脳内に血栓予防薬を投与して症状を改善する治療に、堂浦克美東北大教授らのグループが6日までに成功した。 英国の男性患者(19)に実施したところ、植物状態に近か…

<ヤコブ病>男性の輸血感染の高いケースを報告 英研究チーム

英PA通信などによると、英国の研究者チームが6日、変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病で昨年死亡した男性は輸血で感染した可能性が極めて高いとの研究結果を専門誌に発表した。 発表によると、男性の死因を調査した結果、輸血以外のルートで感染した確率…

乱れた睡眠、幼児の脳発達に悪影響?…5歳児調査

寝起きの時間がバラバラで睡眠リズムが乱れた幼児ほど、問題行動を起こしやすく、三角形の模写なども苦手なことが聖徳短期大学の鈴木みゆき助教授らの調査で分かった。睡眠リズムの乱れが、脳の発育に悪影響を与えている可能性がある。鈴木助教授は、幼稚園…