●治験のあり方を考える(9)最近の治験活性化活動

昨年、「新たな治験活性化5ヵ年計画」が公表された。
また、厚生労働省のその他の活動としても「治験のあり方検討会」「有効で安全な医薬品を迅速に提供するための検討会」などがある。

これらの成果としていくつかのことが既に現れてきた。

例えば「治験拠点病院」「治験中核病院」が選定され、その期待される機能が特定され、実際に活動が始まった。

必須文書が見直され、整理統合された。

治験の依頼等に係る書式が統一された。( http://www.jmacct.med.or.jp/plan/format.html )

GCPが改正され、外部IRBを普通に利用できるようになった。

治験、臨床試験のデータベースを検索できるサイトがリリースされた。( http://rctportal.niph.go.jp/ )

多くの所で国際共同治験に関するセミナーや講演会が開催された。

・・・・・・etc

これらのことをまず評価しよう。
決して、十分に満足できるわけではないが、それでも前進は前進だ。
そして、自分でできることを考えよう。
僕ができることは、一人でも多くの優秀なモニターを育てることだ。

あなたにできることは何ですか?