無礼講とアイディア---教授からの教え

大学の恩師(チャキチャキの江戸っ子女性教授)からは、多くの技術を学んだ。
もちろん、有機化学の知識や手法も当然だが、それ以外にも、現在の僕を支えてくれている恩師の言葉がある。

まず---

「よく飲み屋なんかで、今日は無礼講とか言うでしょう?あれは逆ね。 いったん社会に出たら、年上を敬いなさい。ただし、研究室の中では、あなたも私もいち科学者として対等のつもりで話しなさい。」

僕は今でも会社の中では「無礼講」で、肩書きや年齢なんか、お構いなしに討論をふっかけるが、いったん、会社を出たら、社会の常識に従って、僕は年上を敬うことにしている。


次に---

「素晴らしいアイディアが浮かんだ、その瞬間に、同時に世界で同じアイディアを三人の人が思いついたと思っていいわよ。肝心なのは、そのあと。一人は、アイディアが浮かんだけれど、最初からダメだと思い、実行すら移さない。もう一人は、実行に移すけれど、失敗して挫折。最後の一人が、アイディアを実行に移し、成功するまで諦めない人。その人が世界で成功者と呼ばれるの」


先生の教えに応えるよう、ガンバリマス。





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