<ヤコブ病>男性の輸血感染の高いケースを報告 英研究チーム

 英PA通信などによると、英国の研究者チームが6日、変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病で昨年死亡した男性は輸血で感染した可能性が極めて高いとの研究結果を専門誌に発表した。

 発表によると、男性の死因を調査した結果、輸血以外のルートで感染した確率は1万5000分の1〜3万分の1だった。血液を提供した人は献血の3年後に発症していた。

 研究者らは今後、感染源の保有者からの輸血を通じて感染が広がる可能性があると警告。既に感染者15人から輸血を受けた48人の患者が突き止められ、うち生存している17人は輸血や臓器提供を行わないよう要請されたという。