NASAも採用、蛍の光で微生物探し キッコーマン開発


「ホタルの光」で見えない汚れをチェック――。

しょうゆメーカー、キッコーマンの一風変わった衛生検査技術が国内外で人気を集めている。

ホタルの発光メカニズムを活用して、微生物の有無を計測するという技術。
食品メーカーや外食産業が導入したほか、火星への着陸に成功した米航空宇宙局(NASA)の無人探査車「スピリット」の微生物検査にも試験的に使われるなど、舞台は宇宙にも広がっている。

ホタルの発光は特定の色素と酵素にエネルギー源としてアデノシン三リン酸(ATP)が加わって起きる。

キッコーマンは微生物も含めすべての生命体に含まれるATPに着目、ATPの量から微生物の存在を探る衛生検査用の技術を開発した。

検査場所の表面から採取した検体をホタルの発光に使われる色素・酵素と反応させる。
検体にATPがあれば発光するため、発光度を測れば微生物の量を知ることができる。
キッコーマンは発光度の計測装置を開発し、感度の向上と軽量小型化など改良を重ねてきた。

最近は居酒屋チェーンのつぼ八、牛丼チェーンの吉野家などの調理場や、全国の牧場や養鶏場での衛生検査に使われているほか、院内感染チェックのため、病院などにも普及している。

米航空宇宙局(NASA)は探査機に微生物が付着し、惑星が汚染される危険を防ぐ狙いで、無人探査機の出発前の衛生検査に試験的に使っている。


なるほどね、ATPが存在することで、微生物がいることを証明しようということか。
いいアイディアだ。

アイディアは誰もが持てる武器です。



医薬品ができるまで
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9874/