天気と痛み、関係あり

台風が来たり、気温が下がったりすると関節の痛みが増す――。

天気予報よりよく当たる、とも言われるこんな経験則に根拠があることを、名古屋大環境医学研究所の佐藤純助教授らがネズミの実験で確かめ、17日、東京での日本ペインクリニック学会で発表する。

佐藤助教授は、後ろ足に人間の関節炎やリウマチに相当する炎症を持つネズミを使い、気圧や気温の変動などに対する反応を調べた。

まず、大型の台風が近づいている状況に近い気圧低下(27ヘクトパスカル低下)を実験室で再現し、足を針で10回刺激して、足を上げる、振るといった回避行動をとる回数を調べた。

健常なネズミでは気圧低下の前後で大差なかったが、炎症があると、軽い刺激に対しても回避行動が2回から4回に増え、強い刺激では同じく6回に増え、刺激に敏感になっていた。

これを裏付けるように、刺激に反応するかしないかを分ける閾値も下がっており、通常気圧では51グラムの強さで刺激されないと反応しなかったのに、気圧が下がると12グラムでも反応していた。

低温に対しても、これらと同様の傾向がみられた。

こうした変化の仕組みを知るため、下半身の交感神経をマヒさせると、気圧変動には反応しなくなったが、気温変動への反応は変わらず、気温の場合は、痛みを伝える神経細胞を敏感にさせるのに、交感神経以外のルートもあるらしい。

佐藤助教授は「天候の変動と慢性痛の悪化には因果関係があり、気のせいではないと分かった。天気の変動を見越した薬の予防投与が可能になれば」と話している。


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僕は台風や低気圧が近づいてくると頭痛が起こる。

なので、天気予報を見て、予め鎮痛剤を飲む・・・なんていう細やかなことはしていない。
ちょっと、痛み始めたかな、と思ったところで飲む。

最近はずっとイブプロフェンにお世話になっている。

あ! あとね、つまらない会議が近づくとやっぱり頭痛が起こる。
この場合は、薬を飲まずに保健室で寝ていることになっている。  或いは会議中に寝ている。