誰かの触媒
>どんなもんかな。次回は中学生用を考えてみよう。
・・・・・・と言っている間に、友人から、こんなサイト(と言うか、こんな人)を紹介された。(ありがとう!Iさん)
「米村でんじろう」というお方である。
『不思議と思う気持ちを大切に』というキャッチフレーズがいい。
こういう奇特な人が、世の中にいることが驚きだ。
そして、こういう『科学の伝道師』(カール・セーガンのような)人が日本にもいることが心強い。
今回のオリンピックで、アーチェリーをやろうと思った人や自転車競技をやろうと思った人もいることだろう。
そして、「米村でんじろう」さんの不思議を体験して、科学者になろうと思う人もいるだろう。
かつて、20世紀の大有機化学者だったウッドワード博士がこんなことを書いていた。
「僕が大学で女子学生に有機化学を教えても、女性は子どもを産んだら研究から離れるから、教え甲斐が無いのでは? という質問を受けたことがある。僕は、その記者にこう答えた『その女性が研究から離れたとしても、自分の子どもに科学の楽しさを伝えてくれれば十分だ』と。」
誰もが、気がつかないうちに、誰かの触媒になっているかもしれないんだね。