実生活に役立つ理科の授業を考えてみる

たとえば・・・・・・

リトマス試験紙で考えてみよう。
昔、「アルカリ飲料水」と謳っていた飲料水をアルカリ試験紙で試してみる。
実は、アルカリ性ではないことが分かる。
簡単にテレビのCMは信じてはいけないことが学べる。


その他にも、「お肌に優しい弱酸性」の石鹸を調べてみる。ついでに、自分のお肌が弱酸性なのか調べてみる。
人により、状況により人間の肌の表面が酸性だったり、アルカリ性だったりすることが分かる。
環境により、人間は左右されるということが学べる。


そして、リトマス試験紙はコンビニには売ってないことを知る。
どうして、こんなに便利なものが便利なコンビニに売っていないのかという世の中の無常さ(或いは狡猾さ)を学ぶ。


クラゲに刺されたらオシッコをかけたらいいという噂を聞く。
それは、オシッコがアルカリ性で、クラゲの毒を中和するからいいという言い伝えを聞く。
そこで、本当にオシッコがアルカリ性か調べる。
クラゲの毒が酸性なのか調べる。
実は、蟻酸という蟻の毒は酸性だが、クラゲの毒は酸性とは限らないことが分かる。
ついでに、オシッコがアルカリ性だということが分かる前にリトマス試験紙が黄色に染まり、役に立たないことが分かる。
こうして、「言い伝え」なるものが、いかにいい加減か、ということが学べる。


リトマス試験紙を使って、いい人と悪い人が分かるかを考えさせる。
リトマス試験紙では、いい人と悪い人の区別がつかないことを知る。
こうして、科学にはまだまだ限界があることを学ぶ。
また、人は見かけによらない、或いは体液では測れないものがあることを学ぶ。


こんなもんか?