仕事としての理科、科学

僕のサイトである「ホーライ製薬」内に有る「科学と生命と薬の掲示板」でも、ここと同じ論議をしている。
http://tools.geocities.co.jp/Technopolis/7495/@geoboard/

その中から、「仕事としての理科、科学」という方向に話題が流れてきた。
その中で、「仕事としての理科、科学」では実験だけやっていてもダメということが出た。
今までの、ここでの話題では、理科の実験は好き、という人は割といるが、数式、理論が出始めると嫌いになるという流れだった。
ところが、その実験でも、仕事となると、また別の問題が出てくるわけだ。


震電さん(ホーライ製薬の社員)・・・「大人になると。実験は「やる」ことだけに意義があるのではなく、「レポート」を書くことに意義があることに気づきますけどね。」


ゆみぴーさん(同上)・・・「(実験は)思いつきではダメでプランが必要だということも大人になってから知りました。
しかも結果の予測まで必要で、他者を説得しなきゃダメってんだから、大変です。
勝算のある出たとこ勝負と無知のあてずっぽの違い。。。
このあたりにロマンの理科と実用の理科の違いがあるような気がします。」


震電さん・・・「研究には「探索」研究と「証明」研究がありますからね。
治験は証明研究ですし、またメーカーにとってはビジネスの一部な訳ですから、最も効率よく仮説を証明しなければなりませんし、その仮説自体が妥当なものである必要があります。そんなに簡単なことではないですね。」


ゆみぴーさん(同上)・・・「>治験は証明研究。メーカーにとってはビジネスの一部。最も効率よく仮説を証明。その仮説自体が妥当なもの。
そして(↑)このようにすべく取捨選択ができる理知的で思いっきりのよい人!ってのも希少でしょう。。。 」


・・・など等の意見が出てきた。

「理科は実生活に役立たないといけないのか?」 ではなく、「実生活(実世界)に役立つ理科の方法は?」という話題だ。

結局、「実生活に役立つ理科の方法」を教えるということが、やはり重要なのだ。


そもそも、この話題は、「理科の勉強は実生活では役に立たない」と感じている子どもに、ある県の教育委員が「科学の基本概念を覚えることに重点が置かれ、実生活でのかかわりを考察させることが不十分だった」と分析し、「大学教授らが講師となり、実験データのまとめ方や教材の工夫などを指導する。」というニュースに反論してきた。

だけども、結局、このニュースの結論に辿り着いたと言うことになる。。。
しかし、それは大人になってから、みんな気がついたことだ。
それを、子どもの頃から教えるのがやはりいいのだろうか?

う〜〜〜〜ん・・・そうか?