血糖値下げる乳酸菌
血糖値を下げる効果がある乳酸菌を、東京の民間研究者が発見した。
元々人間の腸内から見つかった菌で、食べたり飲んだりしても副作用の心配がないという。
健康食品や糖尿病薬への応用が期待されそうだ。
発見したのは、河合乳酸球菌研究所(東京都港区)の河合康雄社長。
元ヤクルト中央研究所の主席研究員だ。
約1万5000種類の菌株から有望そうなものを選び、糖尿病を発症するマウスに、食事以外に乳酸菌の菌体(死んだ菌)80ミリグラムを1日3回80日間与え続け、食事しか与えなかったマウスと比較した。
その結果、2種類の菌で大きな効果が表れ、80日後の血糖値が食事だけだったマウスより37〜39%低かった。
河合さんによると、この菌でヨーグルトをつくることもできるが、菌が他の企業などに流出してしまうので考えていない。
菌体を混ぜることは考えられるとしている。
これらの菌を使えば手軽で安全な糖尿病予防・改善薬を作れる可能性があるとして、特許を申請している。
厚生労働省の調査によると、糖尿病患者は年々増え続け、02年には740万人。予備軍まで入れると1620万人に達している。
河合さんは84年には、血中のコレステロール値を下げる乳酸菌を発見し、乳酸菌ブームのきっかけをつくった。
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僕は、食品はおいしいのが「薬」だと思う。
何が健康にいいとか、悪いとかもいいけれど、おいしいものをおいしく食べるだけでいいんじゃないの?
ちょっとある番組で、健康にいいと紹介されると、それがスーパーの店先から消えるなんていうのは、正気の沙汰とは思えない。
旬のものを、旬に食べる。
で、普段とは違って、なんか、これ急に食べたいな、と思ったら、それを食べればいいのだ。
きっと、その時は、体がそれを欲しているんだろう。
食べ物って、おいしいだけじゃ、だめなの?