金メダリストの“卵”発掘へ、一流選手の遺伝子分析

国立スポーツ科学センター(東京・北区)が、一流スポーツ選手に共通する遺伝子の探索に乗り出す。
才能豊かな金メダリストの卵の発掘に生かすのがねらい。
文部科学省日本オリンピック委員会(JOC)にも協力を求める。

トップ選手の運動能力や筋肉量には、努力のほかに、生まれつき備わった「素質」が関係していると考えられている。
この素質の実体を遺伝子レベルで明らかにしようという試みだ。
プライバシー侵害や差別につながる懸念もあるため、倫理面での対応も検討しながら進める。

計画の柱は、〈1〉運動能力とかかわりの深い遺伝子配列(遺伝子多型という)の発見〈2〉日本人金メダリストの遺伝子データベースの構築――の2つ。

スポーツ選手の能力と関係ありそうな遺伝子多型は、血圧の調節に関係する酵素(ACE)の遺伝子など、世界で100種類以上見つかっている。
各国で研究が進められているが、「確実に能力の高低に直結する」との結果が出た遺伝子はまだない。

センターは、各国の研究を精査するとともに、日本人のトップ・アスリートに特有の遺伝子多型を絞り込む。
特に重視しているのが、マラソン選手らの持久力を左右する配列。
突き止められた場合、高地環境を再現できる低酸素ルームなどを使って検証する。

また、遺伝子データベースの構築には、人数の多い1964年東京五輪の金メダリストらを中心に、OB・現役選手の有志に協力を要請する。

才能発掘に遺伝子分析を導入することには批判もあるが、センターが競技団体などに対してアンケートを実施したところ、「導入すべきだ」との意見が、全体の7割を超えたという


ホント? いいのかな? で、そういう遺伝子を持った人が見つかったら、無理やり、マラソン選手とかにさせちゃうの?

やなこったい!