好きな音楽で風邪予防

好きな音楽を聴くと、風邪などのウイルス感染症の予防になることが金沢医科大代替基礎医学教室(代表・山口宣夫教授)の研究で分かった。

一定時間音楽を聴いた後は聴く前よりも免疫力が高まり、ウイルス感染した細胞も大幅に減少することが実験で確認された。
一度聴けば一日以上、効果が持続することも証明され、同教室は新国際医学誌eCAMに研究成果を投稿した。

実験は二十―六十代の十三人に行った。

山口教授らはクラシック、ジャズ、演歌、ポップスなど各自が好きな音楽を六十―九十分間座って聴いてもらい、音楽を聴く前と二十四時間後の血液中の免疫担当細胞(T細胞、B細胞、マクロファージ、NK細胞)とウイルス感染細胞の増減などを調べた。

この結果、二十四時間後には、がん細胞やウイルス感染細胞を攻撃するNK細胞の数が音楽を聴く前の一・二―二・五倍に増え、細胞内での免疫活性化物質の産生増加も認められた。T、B細胞、マクロファージも活性化が確認された。

教室はさらに、十三人の中で特に細胞内の免疫活性化物質の産生が顕著だった三人に再び同時間、音楽を聴いてもらい、採取したリンパ球とウイルス感染細胞を混在させて三日間、試験管内で培養、三人が音楽を聴いていない状態との比較実験を行った。

その結果、音楽を聴いた後では、聴いていない状態よりもウイルス感染細胞が平均約40%減少し、NK細胞の働きの大幅な向上が確認された。

山口教授は「心地よいと感じる音楽を聴くことは、風邪などのウイルス感染症の初期及び予防に効果的であると言える。一度聴くだけで二十四時間以上、効果が持続することも証明できた」と話している。



モーツアルトの音楽を聞くと「記憶力」が増加するとか、脳内の血液の流れが良くなるという話もある。
しかも、人間だけでなく、マウスにおいても、である。

ん? まてよ、逆に嫌いな音楽を聴くと「免疫」が下がるということか?

みんな! カラオケで上司の歌を聞くときは耳栓を!!



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