クローン人間、米で全面禁止勧告

米大統領生命倫理評議会は1日、体外受精着床前診断など先端的な生殖補助医療の規制強化やクローン人間の法律による全面禁止を政府・議会に求める勧告を発表した。

先端的な生命科学に対する包括的な規制方針は米国で初めて。

勧告は生殖補助医療の問題点を「成功率や対象となる症状、コストなどに統一的な基準がなく、野放しに実施されている」と指摘。全米レベルの包括的な基準作りのため、「体外受精児の追跡調査」、「着床前診断の健康影響評価」などに連邦予算を重点配分するよう求めた。

クローン人間作りについては、改めて法律で全面禁止するよう議会に要求。「精子卵子の結合以外の方法で生命を作り出す行為」や「子供を産む以外の目的で胚(はい)を女性の子宮に入れる行為」を禁止対象とし、このほか、〈1〉胚性幹(ES)細胞などの研究目的で行われるヒトクローン胚作り〈2〉人と動物の融合胚や動物の精子卵子との受精〈3〉他の動物の体内でヒト胚を育てる行為――なども禁止や規制を求めている。

先端的な生殖医療技術の規制は各国で対応が分かれており、独や仏はヒトクローン胚の作製を法律で禁じ、英国や韓国は、難病研究などに限定して、ヒトクローン胚作りを認めている。日本ではクローン人間作りを法律で禁止、研究用のヒトクローン胚論議中だ。

米国では、クローン人間作りを罰則付きで全面禁止する法案が下院で2度通過しているが、研究利用を認めるべきだという反発もあり、法制化には至っていない。

ついに、アメリカもクローン人間を「法律」で禁止することになった。できちゃうから「法律」で禁止するんだよね。
50年前なら、不要な法律なわけだ。


精子卵子の結合以外の方法で生命を作り出す行為」や「子供を産む以外の目的で胚(はい)を女性の子宮に入れる行為」を禁止対象とし、このほか、〈1〉胚性幹(ES)細胞などの研究目的で行われるヒトクローン胚作り〈2〉人と動物の融合胚や動物の精子卵子との受精〈3〉他の動物の体内でヒト胚を育てる行為――なども禁止や規制を求めている。

今からわずか100年前の科学者が上の禁止条文を読んでも意味不明だろう。あるいは新種のSF小説ネタとでも思うだろう。

今から100年後が楽しみだ。って、僕は間違いなくいないが。。。。



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