火星にメタン、生命体が放出?…欧州探査機が検出


欧州宇宙機関(ESA)は30日、火星を周回している探査機マーズ・エクスプレスが、火星大気中に微量のメタンを検出したと発表した。火山か生命体から放出されている可能性があるという。

火星の大気は95%が二酸化炭素で、残りは酸素や水蒸気から構成される。メタンは数百年で二酸化炭素と水蒸気に分解されるため、現在も大気中に存在しているということは、最近まで発生源があったことを意味する。

探査機が搭載する大気分析器を開発したビットリオ・フォルミサノ氏は「今後は大気中のメタンの分布を詳しく計測する」と話し、高濃度の部分が特定されれば、高分解能カメラで火星地表を撮影して、今も火山活動があるかどうかを確認したいとしている。

また、地球上では、メタンは動物の『げっぷ』など生命体による活動でも発生するため、同氏は「火星で生命活動が営まれている可能性も捨てきれない」としている。

今回のメタンの検出について、佐々木晶・東京大助教授(地球惑星科学)は「火星の火山活動は10億年前くらいに終わったと考えられていたが、最近では1000万年前ごろまで続いていたという説が有力。現在も微量のガスが地表や地下から出ていることは考えられる」と話している。

 
みんなも、この地球上に生命がいた証拠に、たくさん『げっぷ』しておこうね。


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