脳死での臓器提供は「中学生以上」に…小児科学会提言


小児脳死移植について検討している日本小児科学会は29日、15歳以上に限定されている脳死での臓器提供を、「中学生以上」にするべきだなどとする提言を明らかにした。

学会は、12、13歳の中学生になれば自己決定能力が十分備わると主張。
提供時には、かかりつけ医と親、小児科医など子どもの人権擁護の立場の3者が、提供意思をチェックする仕組みが望ましいとした。
また、子供用の意思表示カードの導入のためには小学校高学年と中学生を対象に「死の教育」が必要とした。

また、年齢を問わず、本人が拒否しない限り家族の承諾だけで臓器提供できるとする自民党案は「将来的には望まれるが、現段階で国民的合意がすぐに得られるか疑問」としている。


死んだあとの人間の尊厳に係わる話しだね。

20年ほど前、曽野綾子*1が、文部大臣の諮問機関である教育審議会のメンバーだったときに、これからは「死に対する教育が必要だ」と一人頑張って主張していたが、そのときは誰からも賛同を得られなかった。

クリスチャンでもある曽野綾子の死生観は、いろんな小説にちりばめられている。

自民党のおっちゃんたちが、曽野綾子を呼んで講演会をやった時のこと、彼女は開口一番、こう言った「今の自民党は、国民をなめています。」
おっちゃんたちは、苦笑いするしか手が無かったね。

まぁ、話しがずれたが、人間の尊厳についてはこれからも、永遠に続く課題だ。

しかし、せめて生きているあいだは、自分の「人間としての尊厳」は自分で守りたい。 「人間としての尊厳」は自分で努力して守るものだ。


そうじゃなかったら、死んでからのちも、僕の尊厳は、きっと犬のえさ並になるだろう。



http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9874/

*1:僕が大好きな作家の一人。特に「太郎物語」の高校編と青春編が好き