半世紀ぶりに「新種」認定されたカタツムリ
香川県牟礼町の五剣山で1953年に発見されたカタツムリ「イソムラマイマイ」がこのほど、日本貝類学会誌「ビーナス」に記載され、半世紀を経て正式に新種と認知された。
高校3年生の時に採取した高松市郷東町の無職礒村貞成さん(69)は自宅で病気療養中。
「長年の夢がかなった」と喜んでいる。
イソムラマイマイは殻の直径約7ミリで、表面にある針のような毛状突起が特徴。
広く分布する表面に突起のないマメマイマイと区別される。
礒村さんが発見した際、日本貝類学会の黒田徳米会長(故人)が「新種」と認定。
名前をとって命名したが、学会誌には載せず、世界的に通用する新種として認められていなかった。
これを知った同学会員で善通寺一高(同県善通寺市)教頭の矢野重文さん(52)らが、数年前から研究者に調査を依頼するなど奔走し、再調査されて記載にこぎ着けた。
さすがに、「新種」を世界に認めさせるには、たとえカタツムリでも大変なんだね。
ちなみに、僕は会社では「新種」の「珍種」として、認定されている。