<たんぱく質>頭を柔軟にするものを理化学研チームが発見

頭を子どものように柔軟にして、視覚能力を発達させるたんぱく質を、
ヘンシュ貴雄・理化学研究所チームリーダーらが発見し、12日付の米
科学誌「サイエンス」に発表した。言語でも同様の物質が存在する可能
性が高まった。ヘンシュさんは「大人になっても容易に外国語を習得で
きる新薬ができるかもしれない」と期待する


「大人になっても容易に外国語を習得できる新薬ができるかもしれない」とう表現がいい。

共同開発会社としては、アルクあたりがいいと思うな。
NOVAは、もう耳の聴力が良さそうなノバウサギ君がいるから、やっぱ、アルクでしょう。


視覚能力を発達させるたんぱく質を発見し、次は言語能力の分野で発見し、これらが、「視覚障害」や「言語障害」を持つ患者さんの病気を治せるということになったら、最高だ。

でも、それらを使って通常の視覚能力や言語能力を持っている人に与え、まるで筋肉増強剤みたいに、いきなり天才が生まれるかというと、チト、怪しい。

何故なら、まだ「天才」という現象の原因がまだ見つかっていないからだ。
病気の原因が分からないと、なかなか治療法が発見されないのと同様に、天才の原因が分からないと、そうなれる薬って発見されるのが難しいと思うのだ。



でも、そのうち「数学オリンピック」で、ドーピング検査が行われる時代が来るかもね。


アインシュタインの天才とモーツアルトの天才とは、質が違う天才で、「相対性理論」はアインシュタインでなくても発見できたかもしれないが、モーツアルトの曲は彼にしか作れなかっただろう、という話がある。


感性に基づく天才と数式の組み立て方に基づく天才との差か?


しかし、いずれにしても「天才」は幸福な人生を送れたか、というとそうでもない。
天才だった人たち以外には、彼らの天才が作り出したものに恩恵を被って、幸運だったとしてもだ。


http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9874/