米で流行の西ナイル熱は人も鳥も刺す蚊の発生が原因

米国で西ナイル熱が大流行しているのは、アカイエカのうち人を刺すタ
イプと鳥を刺すタイプの交雑によって、両方を刺す系統が生まれ、その
個体数が増えているためと考えられる、と米国立自然史博物館のチーム
が5日付の米科学誌サイエンスに発表した。西ナイル熱のウイルスは、
普通は鳥とそれを刺すアカイエカの間を行き来している。 

アカイエカのうち、鳥を刺すタイプは主に地上で活動するのに対し、人
を刺すタイプは主に下水道や地下鉄など地下に生息し、両者は遺伝子の
型も違う。 

だが、米国ではここ2年、西ナイル熱で年間200人以上が死亡してお
り、鳥と人の両方を刺す蚊が増えているのではないか、と見られてい
た。 

研究チームが米、英、仏などで捕らえた約600匹のアカイエカの遺伝
子を解析した結果、米の蚊の約半分では、両タイプの遺伝子が交じって
おり、交雑した系統であることが分かった。一方、欧州では交雑した系
統の個体はほとんど見つからなかった。 

同チームは、こうした交雑系統の蚊が人と鳥の両方を刺すようになった
と推測。欧州ではあまり広がらない西ナイル熱が、米国で大流行してい
る理由だと考えている。 

〈国立感染症研究所昆虫医科学部の沢辺京子室長の話〉 日本でも、人
と鳥の両方を刺すアカイエカの存在がすでに確認されており、状況は米
国に近いだろう。西ナイル熱のウイルスが入ってきた場合、大きな流行を起こす可能性は否定できない。 


簡単に言ってくれますな。しかし、事実だからしょうがない。

鳥インフルエンザも同様の可能性があるのかな?

もし、そんなことになったら、パニックになるだろうな・・・・・・。

ヒッチコックの「鳥」。ノストラダムスの大予言ノアの箱舟
科学も伝説も小説もオカルトも、ごった煮にして、ぶちまけた状態になりかねない。

ワクチン開発が間に合うか? 人類半減のほうが先か?
人間が戦う相手は別にいるのに、遠くではまだ人間同士が殺しあっている。

片手にフラスコ、片手に機関銃。
それよりも、両手にフラスコのほうが大切だと思う。

今、人類は選択肢を突きつけられている。
その選択肢を間違えると、人類は別の絶滅へと向かう。
自滅かウイルスによる死滅か。


誰が、その決定権を持っているんだろう?