リセットする。

成功体験はビジネス上だけでなく、普通の生活でも、とても有効だ。
特に何をやるにしても自信が無い人は、ちょっとしたことでもいいから、何かひとつ、成功体験があると良い。

成功体験が、どう良いか?というと、新しいことにチャレンジするときには必ず苦しい時期があるが、それを乗り越えるときに、過去の成功体験を思い出し、あの時も乗り越えられたのだから、今度も大丈夫だ、と思える、という点が良い点だ。

しかし、ある程度、成功を積んだ人は、こんどはそれを一旦、チャラにする、リセットし、ゼロに戻す、ということが必要になる。
これがないと、さらなる自己成長が望めない。
つまり、過去の栄光に浸って、それ以上、前に進もうとしなくなるのだ。

それどころか、かつての成功体験が、却って邪魔になることすらある。
さらに邪魔というよりは、「問題」にさえなることもある。

例えば、よくいるのだが、かつての「旧GCP」時代の成功体験を持った世代のひとたちが、そのまま、今のGCP体制下でもやれると思っている、というのが一番、たちが悪い。

世間を見ずに、頑なに殻を守っているというか、自己成長を辞めた人たちだ。

こういう人たちが今の若手にかつての旧GCP下での自分の成功体験を押し付けてくる、というのが甚だしく問題なのだ。


こうならないためにも、成功体験、かつての経験、知識を一度、リセットする必要がある。
日本では、リセットするのにいい時期が二度やってくる。
お正月と、新年度が始まる4月だ。


僕も毎年、新人の導入研修をやっているが、必ず、全く新しい研修方法、研修プログラムを入れるようにしている。
去年と同じでもいいのだが、それだと僕がつまらない。
で、僕がつまらないと、それが新人たちにも伝播、感染する。

仕事で何が大切かって、士気(モラール)だ。

周りが満足していても、僕が満足していなくては、それは「駄目」なのだ。


さ、リセットしよっと。





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