常に両面から考える ――基本編――
1 プラス面を見たらマイナス面も見よ
2 両面のうちどちらかが主流か見極める
3 一つの考え方が絶対であると思い込まない
4 断定的なものの言い方をしない
5 部分にばかりとらわれず全体も見る
6 短所の点検とともに長所の確認も行なう
7 ものごとがうまくいかないとき、反対のこともやってみる
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<ポイント>
2)目立つものは主流でない、目立つものに左右されないこと、異常なものを見たら背景の通常なものを確認し、どちらが主流か調べる、自分のとらえている現象が普遍的なものか特殊なものなのか常に問う。
4)自分の見た事実を主張するあまり相手の言っている事実を否定した長々とした論議を行なう―――と、視野を狭める。
5「木を見て森を見ず」ということをしていないか。部分に意識が集中すると、ほかのものが見えなくなる。
例;
①改札口で乗り越しの小銭を探すのに集中し、自分が後から出ようとする人のジャマになっていることに気がついていない人。
②電車の出口で、降ろされまいと必死に頑張り、降りようとする人々のジャマになっていることに気がついていない人。
③閉まりかかっているエレベーターに無理して乗ろうとする人。
次のに乗っても大して違わないのだから、「乗り遅れたらまずい」という脅迫観念から脱皮する必要がある。
7)例;海に潜りモリでタコをとるとき、穴の中のタコを引っ張り出そうとすると、タコは足を穴の壁にからませ、必死に抵抗する。
こういうときは、引っ張り出すことに、ついとらわれがちであるが、発想をまったく逆にし、モリを押し込んでみるのである。
すると、タコは足をモリにからませてくる。
こうなればしめたもので、穴から浮き上がってしまったタコはモリを引くだけで簡単に外に引き出すことができる。