『モチベーション問題』の行き着く先

結局、モチベーション問題は各個人に落ち着くことになるが、それでも組織で解決可能なものも多い。

例えば、劣悪な職場環境(物理的なもの)、どろどろした人間関係(心理的なもの)、一生懸命仕事をしても水をさす輩からの避難。
これらは、組織でなんとかしようと思ったら、なんとかなるはず。

でも、なかなかなんとかならない。
何故か?

それは組織が個人を尊重するシステムになっていないからだ。
僕の代わりはいくらでもいると思っている。(実際、そうだと思う。)

今まで、ITやらQCシステムやらを導入したところで落ち着く先は個人の能力とスキルだと分かりきっているのに、個人をあまりにも大切にしないのが、組織の現在のありようだ。
きっと、あまりに個人を尊重すると組織というシステムは崩壊するからだろう。

たかをくくっている組織に冷や水をかけてあげるというのも一時的には効果が有るが長続きしない。

個人よりも組織を尊重する企業において、モチベーションを上げるためには、僕自身がそういう環境を作るしかない。
劣悪な環境から多少、ましな会社へ転職するとか、どろどろした人間関係とは一線をひくとか、何を言われても木偶の坊のふりをするとか。

でも、こんなことをしないとモチベーションを上げられないようでは、こういう会社は長くはないと思って、さっさと見切りをつけるのも手だ。


架空の会社 ホーライ製薬