臨床医のネクタイは病原菌の棲家

医師のネクタイに細菌などの病原微生物が潜み、感染の運び役になっている恐れのあることがイスラエル医大生の研究でわかり、米ルイジアナ州で開かれた米国微生物学会で発表された。

医学生は「診察後に手は洗うが、ネクタイはめったに洗うことがない」と臨床医のネクタイの潜在的な危険性を指摘している。

医学生が調べたのは、臨床実習先のニューヨーク市内の病院に勤務する医師ら医療従事者が着用したネクタイ42本で、ほぼ半数の20本から黄色ブドウ球菌などが検出された。

患者と接することがほとんどない警備員のネクタイでは、検出されたのは10本のうち1本だけだった。

医師のネクタイは、診察の際にベッドで寝ている患者に触れたり、咳を浴びたりする可能性が高いためと見られる。

この医学生は「イスラエルの臨床医はたいていネクタイをしない。臨床医がネクタイをしなければならない理由はない」と主張している。

ネクタイで患者に感染が広がった実例は見つかっておらず、この病院の院長は「病院のどこにでもある菌で、過剰反応は禁物だ」と反論している。

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いやいや、いろんなことに目をつけるお人がいるもんだ。
確かに『診察後に手は洗うが、ネクタイはめったに洗うことがない』ことは疑う余地無しだ。

ちなみに、僕も今の会社では、社内でただ一人、ネクタイをしていない男性社員です。
もちろん、病原菌を撒き散らさないためです。