頭で考えるだけで操作が可能な時代到来
米FDAは、脳内移植チップを使った人間の脳とコンピュータを連結する臨床試験の開始を承認した。
4ミリ平方のチップを麻痺患者の頭蓋骨真下に留置し脳の神経細胞の活動を観察するもので、もし成功すれば、頭で考えた指示をコンピュータに作動させることが可能となり、脳性麻痺や脳卒中、筋萎縮性側索硬化症などを抱える患者のQOLを著しく向上させると期待される。
承認が下りたのはサイバーキネティックス社が行う臨床研究だが、この分野を研究しているのは同社だけではない。
ニューラル・シグナル社もすでに、類似臨床研究を実施しており今後も移植件数を増やしたいと考えている。
あくまでも『臨床試験』なのだ。すなわち「病気の治療」のためにやる。
別に「普通の人」をサンダーバードや、サイボーグ009や、エイトマンやスーパーマンにしようという訳ではない。
でも、可能だ。
科学は『もろ刃の剣』・・・・・・。
使いこなせるのは人間の知恵だけだ。