民間の全頭検査認めず BSEで米農務省


AP通信によると、米農務省は8日、牛海綿状脳症(BSE)発生で停止している牛肉輸出の再開問題で、米民間業者が求めていた自主的な全頭検査の承認を拒否した。
民間業者は自ら全頭検査を実施することで日本向け輸出の再開を目指していた。

米政府は全頭検査を「非科学的」として認めておらず、民間による自主対応が対日輸出再開の有力手段とみられていた。

この業者はカンザス州の中堅食肉加工業クリークストーン・ファームズ・プレミアム・ビーフで、日本など海外への出荷が全体の4分の1程度あったため、禁輸措置で打撃を受けていた。

AP通信は農務省が自主検査の承認を見送った背景として、コスト負担が増えることや、同社のケースが前例となりかねないことから食肉業界が全頭検査に反対していたと伝えた。



自主的にやるのを政府が禁止するというのは、アメリカという国が持つ、すごいプライドの片鱗だ。
アメリカは、絶対に「国」として、『全頭検査は「非科学的」』という態度を硬くなにくずそうとしない。
国の面子にこだわっていると思う。
かなり無理があることを承知で、禁止している。

世界のリーダーというアメリカの自負心が、民間業者をいじめている。

守るべきは国の面子か? 国民か?



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