集団的無能---(組織を動か方法)

『集団的無能』とはひとりひとりの個人には知能が備わっているのに、組織集団として愚かとしか思えない行動をとってしまう現象だ。

大企業による組織ぐるみの不正。
ひとりひとりは悪人というわけでもなく、ただ皆が黙認していたという理由で、何年も不正が温存され、承継されている。


集団の中の無名の構成員でいることで、人は傍観者となってしまう。
社会心理学者のロバート・チャルデーニは、集団に埋もれて無関心になる人間の性質を、社会的証明という概念で説明している。

そして、「たくさんの人がいても、その中から一人だけ選ぶこと」(「影響力の武器」、1988年誠信書房)によって、ひとを無関心な傍観者から、役目を負った協力者に変えることができるとしている。

だから、組織を動かす時は、「組織」を相手にしない。
その組織を構成しているひとり、ひとりをターゲットにして説得すればいい。


集団的無能現象は、よく見る現象だよね。 ん? そうでもない?
うちだけかな・・・・・・?