イタリア、エイズの新ワクチンで臨床試験開始

 イタリアは、新しいエイズ・ワクチンの臨床試験に入ったことを明らかにした。国連からは、今年のエイズ感染と死亡者数が過去最高になった、との報告が出されている。

 2003年に入り、300万人以上がエイズで死亡した。

 これより先、タイでもワクチンの過去最大級の試験が行われたが、臨床試験の後期の段階で失敗に終わっている。

 1996年の実験開始以来研究プロジェクトを率いている、保健機関ISSのバルバラ・エンソーリ氏は、「前途は依然多難だが、これが成功すれば素晴らしい。エイズの終えんにつながるかもしれない」と述べた。

 新たなワクチンは、エイズウイルス(HIV)の調整タンパクの一つであるTatをベースにしたもので、臨床試験は、イタリアの3病院で約1年をかけて行なわれるという。動物実験では問題はなかった。

もし、うまくいったら画期的な医薬品の誕生だ。
期待したいところだ。