携帯電話が人生を変える

時間や場所という概念も世の中も、携帯電話の出現により変化した。
例えば、携帯電話が無い頃、待ち合わせはきっちりと何時にどこどこのお店の向かって右のポストに手を入れて待っているからね、なんて言って待ち合わせた。

しかし、今では、だいたい、あのあたりでね。
向こうに着いたら、また、メールするから、、、である。

そんな時代が当然要求している本がこれだ。

携帯メール用の名言集である。
この本では、失恋用、人生で開き直った時用と、親切に名言の使い道まで書いてあり、その分類方法だけでも編集者の思考経路が分かって、大変、面白い。

ところで、昔は、狼煙用の名言集も有ったのだろうか?


そんな話はさておき。。。。。

医師主導型の治験である。


まず、最初に問題となるのが、資金の問題ですね。

治験を行うには、当然、治験薬が必要です。
それは、医師が作る訳ではなく、製薬会社から提供されるものです。
これって、無料なんでしょうか?
無料で、治験薬が医師に提供されるのでしょうか?

次に、外来の治験参加者さんには、今では、当然のように「負担軽減費用」ということで、一回の来院あたり(治験のために来院した場合ね)、7000円から10000円あたりを治験参加者さんに渡す。
このお金は誰が出すのでしょうか?

さらに、治験が進むとデータを集めないといけません。
これは、製薬会社が実施する治験なら、モニターと呼ばれる人が集めるのですが、医師主導型の場合は、誰が集めるのでしょうか?

CROを使うという手も有りますが、その場合の、人件費はどうなるのでしょうか?

さらに、集めた治験のデータで新薬の有効性や安全性を確認するために、解析をしないといけません。
これは誰がやるのでしょうか?
その解析を実施してくれる人の人件費は誰が支払うのでしょうか?


……う〜〜〜〜〜〜ん、どこの世界でもお金が無いと、いろいろと難しい。
でも、お金で解決する問題なら、まだましかな。

お金では解決しない問題こそが問題なんだろうね。