政府は喫煙を禁止すべき

英国の有力医学誌ランセットは、政府は喫煙を禁止すべきとの論説を掲載した。
 
論説は「喫煙が違法になれば、たばこの所持は犯罪となり、喫煙者数は激減するだろう。われわれはブレア政権に対し、たばこ禁止を求める」と主張。
 
英国民の多数派といえる80%は非喫煙者で、発がん性が指摘されているたばこの煙にさらされることから解放される権利を与えられるべき、としている。
 
英国では先月、有力医師らが政府に対し、英国もアイルランドや米国の多くの都市の例に倣って、公共の場での喫煙を禁止するよう求めた。
 
ランセットは、英国では毎年1000人が受動喫煙によって死亡している、と推定。
 
保健省の発表によれば、英国では年間12万人以上が喫煙によって死亡しているほか、喫煙の習慣をもつ若年層が増えている。